ほうれい線は、見た目年齢を大きく左右する原因になるもので、ほうれい線が改善されるだけで、お顔の印象はグッと若くなります。
色々なほうれい線改善方法がある中で、今回は注射によってほうれい線をなくす、おすすめの方法をご紹介したいと思います。
気になるお値段や施術時間、副作用などの注意点を解説していきます。
ほうれい線治療を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ほうれい線が出来る原因は?

そもそも、ほうれい線が出来る原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
ほうれい線が出来る原因には、大きく分けて3つあります。
加齢によるもの
私たちのお肌は、若い時には真皮に蓄えられたコラーゲンに弾力があり、お肌全体にハリがある状態です。
しかし、加齢とともに真皮のコラーゲンの量が減少し、頬にたるみが出来てしまうのです。
頬にたるみが出来ると、お肌全体が下に下がってしまい、ほうれい線が出来る原因となるのです。
間違ったスキンケアによるもの
ほうれい線は、間違った自己流のスキンケアが原因で、出来てしまうこともあります。
正しいスキンケアとは、まず洗顔の時は優しく泡で洗うようなイメージで行い、保湿をしっかりして潤いを浸透させるものです。
しかし、間違ったスキンケアでは、汚れをしっかり落とそうと、ゴシゴシ洗ってしまったり、お肌の表面を刺激によって傷めてしまい、潤い成分が十分に浸透できなくなる可能性があります。
乾燥によって、お肌の表面に凹凸が出来てしまうと、その溝がほうれい線へと繋がってしまうのです。
肌質によるもの
上記でも説明しましたが、お肌の乾燥はほうれい線の大きな原因になります。
それは肌質でも同じことが言え、普通肌の場合は皮膚に十分な水分があり、お肌の弾力もあります。
しかし、乾燥肌の場合は、もともと皮膚に水分が足りない状態で、シワが深くなる傾向もあり、ほうれい線が出来やすい肌質と言えるのです。
ほうれい線に効果的な治療法は?

では、出来てしまったほうれい線に、効果的な治療とはどのようなものがあるのかを、解説していきたいと思います。
フェイスリフト
手軽さが人気のフェイスリフトは、メスを使わずにリフトアップできる施術です。
溶ける糸を頬に注入し、重力と反対に引っ張りながら、たるみを改善する方法です。
ほうれい線の原因となる、お肌のたるみを、糸を埋め込むことで引き上げる効果があります。
顔全体を引き上げる為、ほうれい線だけでなく顔全体のたるみに効果が期待できます。
ヒアルロン酸注射
真顔でも、ほうれい線が目立ってしまうほど、溝が深い場合にオススメなのが、ヒアルロン酸注射です。
即効性があり、切らない治療が人気の治療法です。
施術後、メイクも可能で手軽に受けられる注射です。
脂肪注入
脂肪注入は、加齢などで減ってしまった頬の部分に、脂肪を直接注入することで、頬のたるみを改善し、ほうれい線をなくす治療法です。
ヒアルロン酸注射と同様、即効性があり、効果が持続し自然な仕上がりが人気です。
レーザー照射
注射の痛みが苦手な方や、ほうれい線と合わせて、シワなども一緒に治療したい方にオススメの治療法です。
肌全体を引き締める効果があり、小じわに対しても効果があります。
ほうれい線には、注射がおすすめ?

ほうれい線に効果的な治療法の中でも、ヒアルロン酸や脂肪注入のように、注射による施術は特に人気があります。
そこで、ここでは、そんな人気のある注射による施術が、ほうれい線にどのような効果があるのかを、解説していきたいと思います。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線が出来てしまっている部分の皮膚に、直接注射でヒアルロン酸を注入するものです。
皮膚に注入したヒアルロン酸は、体内のヒアルロン酸と融合することで、たるんでしまった皮膚に弾力を戻します。
皮膚の弾力が戻ることで、溝がなくなり、ほうれい線が改善するのです。
ヒアルロン酸注射は、アレルギー反応が起きにくく、他の施術方法より即効性があるため、効果を早く実感しやすいのです。
普段のケアでは実現できない肌の溝を、メスを使わず短時間で効果が実感でき、持続性もあることから、ほうれい線治療の中でも人気が高い治療法です。
脂肪注入
脂肪注入は、加齢によって失われた脂肪を、自身から採取して、頬に注入することでたるみを解消し、ほうれい線を根本から治療する方法です。
頬に直接脂肪を注入することで、頬に本来のボリュームが戻って、肌が若返る効果もあります。
脂肪注入の最大のメリットは、施術をして脂肪が定着すると、長期的に効果が持続することと、自分の脂肪を使用することで、拒絶反応などがない点です。
また、ほうれい線だけではなく、頬全体のボリュームが戻ることで、自然な仕上がりになる為、ほうれい線治療では人気の方法です。
注射でのほうれい線改善の流れや値段は?

それでは実際に、ほうれい線を注射で改善する時の流れや、価格などを解説していきたいと思います。
ここでは、人気の高いヒアルロン酸注射と脂肪注入の流れと価格を、解説していきます。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射の施術は、まずカウンセリングをして、施術の流れや副作用などの説明を受けます。
そして、ほうれい線の部分に、片側につき3、4回針を刺して注入していきます。
施術時間は、だいたい片側5分程度です。
注入の際の痛みは、ほとんどありませんが、注射針を刺すときの痛みなどに弱い方は、麻酔の使用も出来ますので、カウンセリングの時に相談してみましょう。
価格は、クリニックによって様々ですが、2万円台~となっています。
ヒアルロン酸の注入量によっても価格が変動するため、カウンセリング時に確認することをオススメします。
脂肪注入
脂肪注入も、最初にカウンセリングにて、施術の説明や副作用の注意点などの説明があります。
以前は、自身から採取した脂肪を、そのまま注入する方法が主流でしたが、最近では、採取する時に壊れてしまった組織や、不純物を取り除き、しこりを防ぐために濃縮した後に注入する方法が主流となっています。
そのため、従来より更に定着率がよく、自然な仕上がりが期待できます。
施術の流れは、まず局所麻酔をして、主に太ももから脂肪を採取します。
採取場所は、クリニックによって相談可能ですので、カウンセリング時に相談してください。
採取後、注入に最適化した状態で、希望の場所に注入していきます。
施術時間は、およそ30分~1時間程度です。
価格は、クリニックによって違い、頬に対して1回あたり400,000円程度が相場です。
この価格は、ほとんどが注入料のみの料金で、その他に注入するための脂肪の採取や採取グラフト作成料が発生し、だいたい200,000円程度の値段になります。
注射の副作用や注意点は?

では最後に、注射による施術時の副作用や注意点などを、解説していきたいと思います。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、もともと人体に存在する成分を注入するので、親和性が高く、アレルギー反応が起こりにくいのが特徴です。
また、施術時間も短く、体への負担はほとんどありません。
しかし、麻酔によるアレルギー反応や、注射針を刺した場所が赤くなることがありますので、その点だけ注意が必要です。
施術後の赤みは、ヒアルロン酸が定着するとともになくなり、だいたい1週間程度で赤みは引きます。
施術後の注意点として、飲酒や激しい運動は控えましょう。
飲酒によって、ヒアルロン酸が体内で水分を含むと、注入場所が腫れてしまう可能性があります。
また、激しい運動によって、血流が良くなると、内出血が酷くなる可能性がありますので、控えましょう。
ヒアルロン酸注射は、妊娠中、授乳中の方は受けることが出来ません。
脂肪注入
脂肪注入は、自身の脂肪を使用するため、副作用の心配はほとんどありません。
脂肪注入で注入した脂肪のうち、生着されるのは注入した量の30%です。
脂肪注入の施術後はダウンタイムといって、日常生活に支障をきたす期間があります。
ダウンタイム期間中は、腫れやしこり、赤みなどが引くまで、静かに過ごすようにしましょう。
脂肪注入は、局所麻酔を使用しますので、施術後に赤みやかゆみが出る可能性があり、薬剤等にアレルギーがある方は、施術前に確認が必要です。
時間の経過とともに解消する反応として、内出血になるケースがあります。
施術部分が一時的に感覚が鈍くなることがありますが、ダウンタイムが終わるころには解消します。
ほうれい線に注射はおすすめ?値段はいくらくらいなの?まとめ

- ほうれい線は、間違ったスキンケアや肌質によって発生する。
- ほうれい線改善には、ヒアルロン酸注射と脂肪注入が主流。
- 注射での施術は体への負担が少なく、即効性がある。
さて、ほうれい線が発生する原因や、ヒアルロン酸注射と脂肪注入といった、ほうれい線改善の為の施術方法を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
手軽に受けられる施術として、以前から人気のあるヒアルロン酸注射は、皮膚への影響が少なく、副作用がほとんどないことから、若い方の間でも人気のある方法です。
手の届きやすい価格という事もあり、ほうれい線の改善施術では最初に選択肢に挙がるものですね。
ヒアルロン酸注射に加え、最近主流になりつつある脂肪注入は、自身の脂肪を注入することで、副作用やアレルギー反応を減らし、長期間にわたって効果を実感できる方法として、人気があります。
ヒアルロン酸注射に比べ、価格に差がありますが、自然な仕上がりが特徴の方法です。
ほうれい線が気になり、注射による施術を考えている方は、今回ご紹介した方法を検討してみては、いかがでしょうか?