熱中症の症状別の対処法とは?どういう対応が大切?

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熱中症は、症状によって応急処置の方法が違います。

症状に対して適切な対処が出来るかで、その後の回復にも影響が出てくるのです。

今回は、熱中症が起こった時の症状別の対処法などを解説していきたいと思います。

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熱中症の症状とは?

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まず、熱中症とはどのような症状のことを指すのでしょうか。

熱中症とは、体が気温の変化や湿度の変化に適応出来なくなることで起こる症状です。

体の中の水分や塩分バランスが崩れる事により、重要な臓器の働きが低下することによって重症化していきます。

熱中症の中には、症状のレベルに応じて分類分けがされています。

一番重症度の高い熱射病は、応急処置の速さで命に関わる状態にまで進行してしまう危険な症状と言われています。

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熱中症の主な原因は?

 

では、熱中症になってしまう主な原因を見ていきたいと思います。

水分と塩分不足

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私たちの体が正常に機能するには、体の中の水分量と塩分濃度がバランスよく保たれている事が大切です。

しかし、暑さで発汗などにより体内の水分量と塩分濃度のバランスが崩れると、体に様々な異常が発生します。

熱中症の症状が出る一番の原因は、脱水症状です。

私たちの体液は水と電解質で構成されていますが、これが汗によって失われ補給できない時に脱水症状になります。

脱水状態が続くと、血流減少や血圧低下が起こり必要な栄養成分が全身に行き渡らなくなるのです。

このような状態が続くことによって、熱中症は起こるのです。

カリウム不足

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汗で失われるのは水分や塩分だけでなく、カリウムという成分も失われます。

カリウムは、細胞内に多く含まれている成分です。

カリウム不足による細胞内の脱水状態は、熱中症になった時の回復機能に大きく影響する要因なのです。

高温多湿の環境

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熱中症は、炎天下での激しい運動時にも発症しますがそれだけではありません。

湿度が高い曇りの日でも、熱中症の危険性は高いのです。

ムシムシしていたり風がないような、高温多湿の状態は熱中症になりやすい環境なので注意が必要です。

熱中症の症状が重症化するまでの経過は?

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それではここで、熱中症の症状が重症化するまでのメカニズムを解説していきたいと思います。

  1. 高温多湿の環境下での激しい運動や労働によって、体温が急激に上昇します。
  2. 発汗によって体液のバランスが崩れ、皮膚の血流異常が起こります。
  3. 汗により水分やミネラルが失われ、皮膚表面から水分が蒸発した状態になります。
  4. さらに症状が進むと、私たちにとって重要な臓器への血流が低下していきます。
  5. 体の機能を維持する為の体温調節が出来なくなり、重症の意識混濁へと進行するのです。

 

このように、熱中症は段階的に症状が進んでいきます。

重症化しない為には、初期症状のうちに応急処置をすることが大切なのです。

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体内の熱を排出するために大切な事って?

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私たちの体にこもった熱を逃がすために、重要とされている要素があるのでご紹介していきたいと思います。

血流量

体の中にこもってしまった熱を逃がすには、熱を運ぶための血液量が充分に確保されている事が重要と言われています。

心機能

そして、効率よく熱を運ぶためには血液の流れを作り出す心臓の収縮力が必要です。

筋肉機能

そして疲労した体を効率よく回復させる為には、体内の原動力となる筋肉の運動量も重要です。

外界の環境

外界の環境も、効果的に体内から熱を逃がすためには必要な要素です。

気温や湿度、風量や日差しの強さを意識することで体内に熱をこもらなくする事が出来ます。

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熱中症の症状別の対処法は?

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では実際に、熱中症の症状が出てしまった時の対処法について調べていきましょう。

ここでは、症状別で解説していきたいと思います。

熱けいれんの対処法

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熱けいれんは、主に炎天下などで長時間過ごしていた時に起こる症状です。

症状が出る時の特徴は、大量に汗をかいた時と言われており汗とともに必要なミネラルなどが排出されてしまうからです。

熱けいれんの時の対処法では、水分補給の時に注意が必要なポイントがあります。

熱けいれんが起きた時の体の中は、水分量と塩分濃度のバランスが崩れている時です。

その時に、水分だけを大量に摂取すると血液中の塩分濃度がさらに低下してしまい症状が悪化してしまうのです。

熱けいれんの時の水分補給は、ナトリウムをしっかり含んでいるスポーツ飲料や食塩水がオススメです。

食塩水は、水500mlに対して塩3~4gの濃度が最適とされています。

ほとんどの熱けいれんは、食塩水を摂取してしばらく休んでいれば治ります。

しかし、体の熱さがとれない時や意識が低下してくる時は救急車を呼びましょう。

熱疲労の対処法

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熱疲労は、主に脱水症状と血圧の低下によって起こります。

症状自体は軽症なので、意識があるようならば慌てずに対処しましょう。

初期症状としては、頭痛や倦怠感・めまいや吐き気などが代表的です。

対処法としては、まず日陰などで身体を横に出来る環境を整えましょう。

そして、体を締め付けているベルトなどは外して楽な姿勢になります。

ただし、熱けいれんとの区別が付きにくい時があるのでスポーツ飲料などの水分補給はしっかりしましょう。

最初、症状が軽いからと言って応急処置を怠ると症状が悪化することも多くあります。

意識がはっきりしているうちに、水分補給と体を冷やす対処法をしっかり行いましょう。

熱射病の対処法

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熱射病の症状の特徴は、意識がないという事です。

倒れて呼びかけに応じない場合は、迷わず救急車を呼びましょう。

熱射病の症状は、応急処置が遅れると命に関わる一番重い症状です。

誰かが倒れた場合は、周囲の人と協力して日陰に移動させ救急車が到着するまでの間可能な限り体を冷やしましょう。

氷などがない場合は、濡れたタオルで身体を濡らしうちわなどで仰ぐだけでも体温は下がります。

熱中症か判断するためのチェックポイントは?

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近くで熱中症が疑われる症状の人がいた場合の、チェックポイントを解説していきたいと思います。

以下の2つのチェックポイントは、熱中症が重症化しない為に大切な要素になります。

呼びかけに対して応答があるか

呼びかけに応じるかは、熱中症の重症度を判断する為の大切なポイントです。

意識障害が出ている場合は、熱中症症状の中でも中等症以上のレベルになっている可能性が高いのです。

呼びかけに応じない場合は、救急車での搬送が必要なレベルですので迷わず救急車を呼びましょう。

水分を自力で補給できるか

自力で水分補給が出来るかも、熱中症の重症度を判断するのに重要なポイントです。

熱中症は、重症になればなるほど体を動かす機能が低下するからです。

自力で水分補給が出来ない場合は、早急に医療機関に受診する必要があります。

熱中症の効果的な予防方法は?

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熱中症は、日頃から意識的に予防しておくと重症化しないで済みます。

ここでは、すぐにでも出来る熱中症の予防方法をご紹介したいと思います。

小まめな水分補給

熱中症対策として必ずやってほしい事は、小まめな水分補給で1時間に1回以上が理想的と言われています。

しかし、緑茶やコーヒーにはカフェインが含まれていて利尿作用があるため水分補給には適さないので注意しましょう。

直射日光を避ける

熱中症の予防として、直射日光が頭部に当たるのを防ぐのが一番効果的と言われています。

帽子や日傘などを積極的に活用して、直射日光を避けるようにしましょう。

急激な気温の上昇に注意する

室内が高温多湿の状態だと、熱中症になるリスクが高くなります。

特に、一度気温が急上昇した次の日から1週間程度は熱中症発症率が上がると言われているので注意が必要です。

効果的なエアコンの使用

最近では、室内での熱中症が増えてきました。

炎天下でなくても、条件が揃えば熱中症発症の危険性は高まります。

適度にエアコンを使用して、室内を涼しく保つことが大切です。

しっかりと睡眠をとる

睡眠不足が続くと、自律神経の働きが低下します。

自律神経の働きが低下すると、体の回復機能も低下するため熱中症の症状が出やすくなるのです。

質の良い睡眠を心がけて、体力をしっかり回復させておきましょう。

熱中症で搬送される人の割合って?

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熱中症で搬送される人が急増するのが、5月~9月と言われています。

また男女比で見てみると、熱中症全体では男性の方が頻度が高いようです。

若い世代ではスポーツ中、中年の世代では仕事中での熱中症発生が多い傾向にあります。

また高齢者では、男女とも日常生活の中で起こっている事が多く室内でエアコンを使用していない事が多いからのようです。

熱中症の症状別の対処法とは?どういう対応が大切?まとめ

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  • 熱中症は、体内の水分と塩分のバランスが崩れることで発症する。
  • 意識障害の有無で重症度をチェックする。
  • 大量の汗をかいた時は特に注意が必要。

 

今回は、熱中症の症状別の対処法などをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

熱中症は、症状に合った適切な対処をすることで重症化を防ぐ事が出来ます。

室内にいても、1時間に1回以上の水分補給を意識することが大切です。

これからの時期は、気温の差が激しくなってきますので熱中症対策に気をつけて過ごしましょう!

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