熱中症の症状で救急車は呼ぶべき?どんな時が危ないの?

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だんだんと暑くなってきて、熱中症が心配な季節になってきましたね。

熱中症は、放っておくと命に関わる危ない症状です。

暑い中で生活していると、気づかない間に具合が悪くなって症状が悪化してしまうのが熱中症の怖いところでもあります。

今回は熱中症の症状や具体的な予防方法、万が一救急車を呼ぶ時のチェックポイントなどを解説していきたいと思います。

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熱中症とは?

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熱中症とは、暑さによって体温が上昇し内臓が高温になる事で起こる臓器障害の総称を指します。

炎天下などの猛暑の中にいて、具合が悪くなった場合は熱中症の可能性が高いのです。

欧米では、熱中症を体温と症状によって4つの種類に分類しています。

軽症から順に、「熱けいれん」「熱失神」「熱疲労」「熱射病」という感じです。

しかし日本の日本救急医学会では、分類せずに「熱中症」の一つで統一されています。

体温計がそばにない事を想定した基準になっているのです。

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熱中症の主な症状は?

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それでは、熱中症の主な症状を解説していきましょう。

熱中症の症状は、重症度に応じて「Ⅰ度」「Ⅱ度」「Ⅲ度」という分類に分けられています。

Ⅰ度の症状

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 生あくび
  • 大量の汗
  • 筋肉痛
  • 筋肉の硬直
  • 意識障害はなし

 

通常、Ⅰ度の症状の場合は軽症として分類されます。

しかし、そのまま対処しないと重症化しやすい状態でもあるので、応急処置と見守りをする必要があるとされています。

Ⅱ度の症状

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 倦怠感
  • 集中力や判断力の低下

 

Ⅱ度の症状が出た場合は、応急処置をして医療機関への受診をするようにしましょう。

集中力や判断力が低下している事が多いので、付き添いの人がいると安心です。

Ⅲ度の症状

Ⅰ度とⅡ度の症状のいずれかを含み、更に下記の症状。

  • 中枢神経症状(意識障害、笑納(しょうのう)症状、けいれん発作)
  • 肝、腎機能障害(入院経過観察、入院加療が必要な程度の肝または腎障害)

 

ここまで症状が進んでいる場合は、入院加療が必要になります。

すみやかに救急車を呼びましょう。

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熱中症に注意が必要な人とは?

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日常的にあまり水分を摂らない脱水気味の人は、熱中症の危険性が高いと言えます。

また高齢者や肥満体質の方、もともと暑さに弱い方や心臓疾患・糖尿病などの持病がある方も注意が必要です。

毎年、熱中症の症状で救急搬送される人の半数近くは高齢者だと言われているので特に注意が必要ですね。

熱中症の症状で救急車を呼ぶタイミングって?

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ちょっとした夏バテと熱中症の症状は、症状が似ている事から救急車を呼ぶタイミングが分かりづらいですよね。

夏バテだと思って我慢しているうちに、症状が悪化してしまう事も多くあります。

ここでは、熱中症の症状で救急車を呼ぶタイミングを解説していきたいと思います。

熱中症の症状の中でも、救急車を呼ぶ必要のある危険信号があります。

  • 体温が高い
  • 体が赤い
  • 体が熱い
  • 汗をかかない
  • 皮膚が乾いている
  • ズキンズキンとする頭痛がある
  • めまい
  • 吐き気
  • 受け答えが異常などの意識障害
  • 呼びかけに反応しないなどの意識障害

 

ここで挙げた症状は、熱中症の症状の中でも重症と認識する必要があります。

特に、「意識があるか」「自分で水を飲む事が出来るか」は大きなチェックポイントになるので、まわりにいる人もしっかり判断できるようにしておくと安心ですね。

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熱中症が起きた時の応急処置は?

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熱中症の疑いがある人の意識がはっきりしていて、受け答えが出来ている場合の応急処置の方法です。

涼しい場所に移動する

まずは、風通しのいい日陰などに移動させましょう。

屋内であれば、クーラーがきいている部屋に行くのがベストです。

横にさせ塩分を含んだ飲み物を飲ませる

ベルトなどの締め付けは緩め、横になって安静にしてもらいます。

自力で飲み物が飲める場合は、スポーツ飲料や経口補水液のように塩分を含んだ飲み物を飲ませましょう。

体を冷やす

何枚も服を着ている場合は1枚にして、わきの下や首元・太ももの付け根などを冷やしましょう。

また、水で濡らしたタオルで身体を拭くだけでも体温が下がるので覚えておくと安心です。

熱中症の症状による救急搬送状況は?

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ここでは、平成29年度の熱中症による救急搬送の状況をご紹介していきたいと思います。

救急搬送が一番多かった気温が、28℃~32℃で300人以上の人が救急搬送されています。

また時間帯で見ると、気温がぐんぐん上がる10時台から12時台が一番多いという結果になっていますね。

年代別での救急搬送状況を見てみると、70歳代から80歳代が一番多いようです。

また、60歳代以下でのデータだと10歳代の搬送数が多くなっています。

そして救急要請があった発症場所ですが、屋外が多いと思いがちですが屋内での発症が多いという事が分かりました。

室内という事で、暑さの感覚がなくエアコンをつけずに長時間いて熱中症になるケースが多いようです。

また、喉があまり渇かないせいか水分不足で熱中症を発症するケースも見られました。

脱水症状の見分け方は?

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熱中症の症状をいち早く察知するには、脱水症状を見分けられる事が大切です。

手の甲の皮膚をつまみ、2~3秒で皮膚が戻らない場合

これは「ツルゴール低下」と呼ばれる症状で、戻るまでの時間が長いほど脱水症状が進んでいる事を示しています。

親指の爪の先を押さえてから離し、3秒たっても白いままの場合

通常、親指の爪の先を押さえて離すとすぐに赤みが戻ります。

しかし、脱水症状が進んでいると白いままなのです。

ここで挙げた方法は、気づいた時にすぐ出来る方法なので覚えておくと便利ですよ。

熱中症の症状を予防するには?

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それでは、熱中症を予防するために出来る事を解説していきたいと思います。

バランスの良い食事で体力をつけておく

熱中症対策では、日頃から栄養バランスの整った食事をして体力をつけておくことも大切です。

疲労回復効果のある豚肉(ビタミンB1)や果物(ビタミンC)、滋養強壮作用のあるうなぎ(たんぱく質)など積極的に摂りましょう。

暑さを避ける

屋外では、意識的に日陰や風通しの良い場所で過ごすようにしましょう。

帽子や日傘などを積極的に使う事もオススメします。

小まめに水分補給をする

水分補給は、外出時だけではなく屋内で過ごしている時にも大切です。

喉が渇いてからではなく、小まめに時間を決めてちょくちょく飲むようにしましょう。

適度にエアコンを使う

真夏になると、エアコンなしで過ごすのは大変危険です。

温度は28℃よりも低く設定して、湿度70%以下に抑えるようにしましょう。

部屋の中の冷気を効果的に循環させるには、扇風機を併用すると良いですよ。

熱中症の症状で救急車は呼ぶべき?どんな時が危ないの?まとめ

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  • 熱中症は重症度に応じて分類されている。
  • 普段から脱水気味の人は注意が必要。
  • 意識障害がある場合は迷わず救急車を呼ぶ。

 

今回は、熱中症の症状について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

これからどんどん暑くなり、夏バテの症状から熱中症になってしまう危険性がとても高くなります。

熱中症はたんに暑さだけでなく、湿度や脱水症状も関係しています。

同じ環境下にいても、日頃の生活習慣の違いで発症率も変わってくるのです。

また、救急車を呼ぶかどうかの判断は意識障害があるかどうかがポイントでした。

自分だけでなく、まわりで熱中症の症状が出た人と遭遇した時に、慌てず対処できるようにしておくことも大切ですね。

今回ご紹介した脱水の状態をセルフチェック出来る方法の活用や、栄養バランスのとれた食事を意識的に摂ってしっかり熱中症対策をしていきましょう!

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