秋から冬にかけて、ファーベストの出番が増えてきますよね。
中には、手作りでファーベストを作ってみようと思っている人もいるのではないでしょうか。
ファーベストの中でもプードルファーは、取り扱い時にいくつか注意点があります。
そこで今回は、初心者でも失敗しないプードルファーのベストの作り方を調べていきたいと思います。
目次
プードルファーの特徴は?

プードルファーの特徴は、何といってもふわふわでモコモコした触り心地です。
普段使いのアウターはもちろん、インテリアやルームウェアに至るまで幅広く使う事の出来る素材です。
まるで本物のプードルを触っているかのような触り心地は、落ち着きますよね。
また落ち着いた色合いや発色も特徴で、控えめでソフトな印象があります。
素材が起毛素材なので厚みがあり、立体感を出したい時や丸みのある洋服に使いやすい素材でもあります。
モコモコしているので、全体的に可愛い仕上がりになるのも人気の秘密と言えるでしょう。
プードルファーの取り扱い時の注意点はある?

プードルファーは、取り扱う時にいくつか注意点があります。
毛足が抜けやすい
一つ目の注意点は、プードルファーは毛足がとても抜けやすいという点です。
裁断しているうちに、どんどん抜け落ちていくのでお掃除は小まめにするようにしましょう。
摩擦に弱い
二つ目の注意点は、摩擦に弱いという点です。
プードルファーは、摩擦や引っ張りに弱い性質を持っているので洗濯時は注意が必要なのです。
基本的には手洗いがオススメですが、洗濯機を使用する場合は洗濯ネットを使用するようにしましょう。
関連記事:『ファーベストはいつまで着られる?オススメの時期を知っておこう!』
プードルファーの裁断方法は?

では実際に、プードルファーを裁断する方法から解説していきたいと思います。
縫製段階に行く前の大切な作業ですので、ポイントをしっかり押さえて裁断しましょう。
- ファー生地を裁断する時は、まず毛並みの向きを確認しましょう。
- 待ち針で留めると生地の厚みでズレてしまうので、チャコペンで切る箇所に印をつけておきます。
- 毛並みに沿う感じで、生地の裏から裁断していきます。
- ファーの毛足を切ってしまわないように、刃先を生地の底に当てながら切っていきます。
- 裁断が終わったら、裁断面の抜けやすくなっている毛を取り除いておきましょう。
プードルファーを縫う時のコツってある?

では次に、基本的な縫製の際のコツを解説していきましょう。
待ち針を上手に使う
プードルファーは、裏地と表生地を待ち針などで留めないまま縫ってしまうと最後の毛足の処理が大変です。
特にプードルファーベストを初めて作る場合は、待ち針で留めながら作業する事をオススメします。
首元や袖口に当たる部分には、細かい間隔で待ち針を留めるようにしましょう。
ジグザグ縫い
プードルファーベストを作る際は、最後の生地端の処理が意外と大変です。
毛足が長く散りやすい特徴のプードルファーは、ミシンのジグザグ縫いを使用することで簡単に処理できるのでオススメです。
縫いやすい糸と針の選び方は?

ミシンで縫製をする時は、使う生地と相性の良い糸や針を使うという事も大切です。
合わない糸や針を使ってしまうと、途中で針が折れてしまったりほつれの原因になります。
ここでは、プードルファー初心者の方でも分かりやすい糸と針の選び方をご紹介します。
糸と針のサイズ
まず、糸を選ぶ時に基準になるのが糸巻きに表示されている数字です。
この数字が小さいほど糸は太くなり、逆に数字が大きいほど糸は細くなります。
また針のサイズは、数字が小さいほど細くなり大きいほど太くなるので覚えておきましょう。
プードルファーに合う糸と針
プードルファーは、ベロアやポリエステル起毛スエードなどと同じ種類に分類されています。
これらの生地には、糸は60番の普通地用を選びましょう。
また針は、11番の普通地用を選ぶのがオススメです。
プードルファー生地を購入できる販売店は?

プードルファーは、手芸屋さんやネット通販などで購入することが出来ます。
取り扱っている色の種類も様々なので、好みに合った組み合わせを探すのも楽しいですよ!
手芸の丸十
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手芸の丸十のプードルファー生地は、12色の豊富なカラーバリエーションが人気です。
ふわふわした肌触りにもこだわっており、プロの生地担当が厳選して仕入れている商品です。
デイリーランキングでは、5位を獲得しています!
1m単位で購入することが出来るので、初めてプードルファー生地を購入する場合はオススメです!
メーカー直販 生地のお店 木綿のかおり
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メーカー直販のこちらのプードルファー生地は、リピ買いするファンが多い商品です。
50cmから購入可能で、10cm単位で購入することが出来ます。
カラーバリエーションは15色で、木綿のかおりが企画生産したオリジナル商品となっています。
柔らかい独特な風合いが特徴で、製造メーカーだからこそ出来る最速納品を実現しています!
服地・布地のマツケ
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服地・布地のマツケのプードルファー生地は、厚手ではないのにふわっとしたボリューム感が出せる生地になっています。
毛足が15cmあり、本物のプードルを触っているかのような肌触りが楽しめます。
カラーバリエーションは15色で、50cm単位での販売になっています。
子供用のプードルファーベストの作り方は?

それでは早速、プードルファーベストの作り方をご紹介していきたいと思います。
必要な材料
まず、必要な材料をご紹介しましょう。
- 表生地と裏地
- プードルファーベストの型紙
- ミシン
- 待ち針
- チャコペン
- 裁断ハサミ
待ち針やチャコペンは、裁断する時はもちろんですが縫製段階でもとても重要なアイテムになります。
待ち針で留めながら縫製すると、仕上がりのキレイさがまったく違うのでぜひ用意しておきましょう。
裏地は基本的に、素材は何でも大丈夫です。
しかし、プードルファー自体がモコモコしている素材なので薄手のつるつるした素材が良いでしょう。
ここでは、人気の高い子供用のプードルファーベストの型紙を使って説明していきたいと思います。
作り方
- A4サイズの紙に印刷した型紙を、それぞれ「型紙合わせ位置」で貼り合わせます。
- 表生地と裏地それぞれ、1cmほどの縫い代をつけて裁断します。
- 裏地の脇前後の身頃脇を縫い合わせます。
- 前身頃と後身頃の裏面同士が表になるように、中表に合わせて肩の部分以外を縫い合わせていきます。
- 縫った身頃を、開いている肩の部分から表布が表になるようにしてひっくり返しましょう。
- 表布の肩の部分は、ミシンで縫い合わせます。
- 裏布の肩の部分は、手縫いでていねいにかがり合わせます。
プードルファーでベストの作り方は?ハンドメイド初心者でも失敗しないコツとは?まとめ

- プードルファーは毛足が長いので、待ち針などを上手に使うと扱いやすい。
- 糸の太さや針の太さは、プードルファーに合うものを使う。
- カラーバリエーションが豊富なので、年齢問わず人気のある生地。
さて今回は、もこもこした肌触りが特徴のプードルファーについてご紹介してきました。
プードルファーは毛足が長く扱うのに慣れが必要な生地でもあるので、ハンドメイド初心者は少し難しく感じるかもしれませんね。
しかし、プードルファーに合う糸や針を使う事でその悩みは解消されますよ。
またカラーバリエーションが豊富なのもプードルファーの特徴で、淡い色からパステルカラーまで幅広く揃っています。
50cm単位での購入も可能なので、比較的作りやすいベストから挑戦するのも良いと思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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