冬の寒い時期になると、食べたくなるブリ大根。
日本の郷土料理としてとても美味しくて人気の料理ですが、実はブリ大根の魅力は美味しさだけでありません。
女性にとって嬉しい美容成分やダイエットに必要な栄養素が、豊富に含まれているのです。
そこで今回は、ブリ大根を食べる事で期待できる効果や栄養成分などを詳しく解説していきたいと思います。
目次
ブリ大根とは?

そもそも、ブリ大根とはどのような食べ物なのでしょうか。
ブリ大根とは、日本の郷土料理の一つです。
ブリのあらを、大根と一緒に醤油やみりんなどの調味料で煮た料理の事を言います。
ブリに脂が乗ってくる、冬の時期が一番おいしいと言われていて日本の郷土料理として人気があります。
ブリ大根は、日本全国で知られている有名な料理ですが、2007年に農山漁村の郷土料理百選において富山県の郷土料理として選定されています。
ダイエット中に気になるブリ大根のカロリーは?

冬の寒い時期に、脂が乗っていて美味しいブリ大根ですが、カロリーがどのくらいあるかご存じですか?
魚の中でも、特に脂の乗りが良いと言われているブリ大根。
ここでは、ダイエット中に気になるブリ大根のカロリーを調べていきたいと思います。
ブリ大根の一人前(約138g)のカロリー

それでは、ブリ大根のカロリーを見てみましょう。
ここでは、一般的な一人前の量(約138g)あたりのカロリーをご紹介したいと思います。
- エネルギー:115kcal(100gあたり83kcal)
- たんぱく質:7.09g(28.36kcal)
- 脂質:5.33g(47.97kcal)
- 炭水化物:7.42g(29.68kcal)
ブリ大根は、魚の料理の中ではわりとカロリーは高めと言われています。
また、大根のカロリーや調味料を合わせると意外とカロリーが高くなる傾向があるようです。
濃いめの味付けが特徴なので、ご飯も進みます。
ダイエット中でカロリーが気になる場合は、ブリ大根を副菜としてではなく主菜として食べると良いですよ。
さらに、ごはんの量や他の副菜を調節することでカロリーコントロールしやすくなります。
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ブリ大根はカロリー高めでもダイエットに最適?

さて、上記でブリ大根はカロリーが高めだとご紹介しましたが、栄養素の面から見るとダイエット時に必要な成分が豊富に含まれています。
ここでは、カロリーとは別に栄養素の面から解説していきたいと思います。
食欲抑制効果と脂肪燃焼効果

ダイエット中は、食欲との戦いでもありますよね。
また、効率よく脂肪を燃焼させることも大切になってきます。
そこで注目したいのが、ブリに含まれているヒスチジンという成分です。
ヒスチジンは、ダイエット中に嬉しい食欲抑制効果と脂肪燃焼効果があると言われています。
そのためブリは、効果的にダイエットを進める為には積極的に摂取したい食材でもあるのです。
中性脂肪を減らす効果

ブリには、なかなか減らすことが難しい中性脂肪を減らす作用のある成分が含まれています。
それは、不飽和脂肪酸であるDHAとEPAという成分です。
魚の栄養成分として有名なこの二つの成分は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
DHAとEPAは、効率的に悪玉コレステロールなどの余計なものを外に排出する働きがあります。
食べる事で、体の中の不要なものを外に排出してくれる成分なのです。
ブリ大根は美容にも良いの?

ブリ大根は、脂が乗っていて美味しいだけでなく実は美容にも最適な食べ物です。
美味しく食べながら美容効果が期待できるブリ大根の美容成分を、詳しく見ていきましょう。
DHAとEPAで健康と美肌作り

魚の中に多く含まれていると言われていて、中性脂肪を効率よく減らす働きのあるDHAとEPA。
実は、健康の維持と美肌作りにとても力を発揮してくれる成分でもあるのです。
DHAとEPAの中には美容や健康維持に必要な、不飽和脂肪酸のオメガ3に分類されるリノレン酸が多く含まれています。
リノレン酸は、柔軟な細胞を作りだす際の材料になります。
血管が硬くなるのを防ぎ、動脈硬化の予防や高血圧予防の働きをして血液の流れを良くするのです。
DHAとEPAは、同時に摂取することで効果が倍増する作用があると言われています。
この二つを効率よく摂取できるブリは、まさに最適な食材と言えるでしょう。
また、血液の循環が良くなると、お肌の新陳代謝も上がりやすくなります。
美肌を保つためには血液の流れや新陳代謝の働きは不可欠なので、ブリには嬉しい効果がたくさんあるのです。
ビタミンEで老化防止

ブリに含まれる成分の中で、ビタミンEは私たちの体の老化を予防してくれる働きがあります。
抗酸化作用の働きで、体の中の細胞の老化を緩やかにしてくれるのです。
また、女性の悩みで多い月経不順や更年期障害の緩和などの効果も期待できます。
ブリ大根の詳しい栄養成分は?

では次に、ブリ大根で摂取することが出来る栄養成分を詳しく見ていきたいと思います。
今回は、下記の材料で作った時のブリ大根に含まれる栄養成分をご紹介します。
- ブリ
- 大根
- しょうが
- 醤油
- 砂糖
- 塩
- 昆布だし
- 日本酒
- みりん
- ゆずの皮
ブリ大根一皿(138.4g)中の主要成分
ビタミン
- ビタミンA、D、E、B1、B2、B6、B12、C
- ナイアシン
- 葉酸
- パントテン酸
- ビオチン
ミネラル
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- マンガン
- ヨウ素
- セレン
- クロム
- モリブデン
- 食物繊維
ブリ大根一皿(138.4g)中のアミノ酸
- イソロイシン
- ロイシン
- リシン
- 含硫アミノ酸
- 芳香族アミノ酸
- トレオニン
- トリプトファン
- バリン
- ヒスチジン
- アルギニン
- アラニン
- アスパラギン酸
- グルタミン酸
- グリシン
- プロリン
- セリン
- アンモニア
オススメのブリ大根のレシピ

それでは最後に、簡単に美味しいブリ大根を作る方法をご紹介したいと思います。
材料(4人分)
- ブリ(切り身)とアラを合わせて:400g
- しょうが:1かけ
- 大根:400g
- ほんだし:小さじ1
- 水:3カップ
- 酒:1/4カップ
- しょうゆ:大さじ3
- 砂糖:大さじ2
作り方
- ブリは、臭みを取るために熱湯にサッとくぐらせて水にとって洗い水気を切っておきます。
- しょうがを皮付きのまま、千切りにしましょう。
- 大根は、皮をむいて2cmほどの厚さで半月切りにしておきます。
- 鍋に、ほんだし、水、大根を入れて煮立たせ、弱火にしたら20分煮ます。
- 調味料を加えて、ブリとしょうがを加え落し蓋をして中火で15分ほど煮ましょう。
- 大根が柔らかくなって、ブリに味が染み込んだら完成です。
ブリ大根のカロリーはどのくらい?栄養成分や作り方も紹介!まとめ

- ブリ大根は、富山県の郷土料理として有名。
- ブリ大根には、ダイエットに最適な成分が豊富に含まれている。
- ブリ大根は、美容や健康維持など女性に嬉しい効果が期待できる。
- ブリ大根には、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれている。
昔から、日本の郷土料理でご飯が進む味として親しまれているブリ大根。
ブリ大根は栄養成分としても、美容成分としてもとても理にかなった組み合わせであることが分かりました。
不飽和脂肪酸のオメガ3に分類されるリノレン酸の働きで、動脈硬化の予防や高血圧の予防をする事が出来ます。
またビタミンEの抗酸化作用によって、体の中の細胞の老化を緩やかにする効果も期待できる優れた食材なのです。
これから寒くなってくると、ブリと大根が美味しい時期になってくるので今回ご紹介したレシピなどもぜひ参考にしてみてくださいね!
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